オンデマンド型授業の展開方法とは?構成と講義動画の制作方法について
2020年4月新型コロナウイルス感染拡大により、学校は休校になり、企業はテレワークを導入することになりました。その影響で「オンライン授業」「リモート研修」といった言葉が連日ニュースで取り上げられ、ワイドショーではその賛否について議論が繰り広げられました。 しかし、オンライン教育そのものは新型コロナウイルス発生以前から必要とされてきたものであり、進化を遂げてきたものなのです。IT×教育の分野に15年以上携わってきたキャスタリアが、役に立つオンデマンド型授業の展開方法についてご紹介します。 ・オンデマンド型授業とは? オンデマンド型授業とは、予めインターネット上にて配信された資料や講義動画、課題などを好きな時間に好きな場所からアクセスし学習を進める、オンライン教育の形式になります。 zoomやTeamsといったweb会議システムを使用するリアルタイム型での授業に比べ、オンデマンド型授業の場合は生徒が自立して学習を継続するための仕組みづくりなどを必要とするものの、通信環境によるトラブルが少ないことや講義内容のストックが可能なことなどが利点として挙げられており、長期的に学習を展開していくという面において非常に効果的な学習手段です。 参照: オンライン教育の形式って?「オンデマンド型」「リアルタイム型」それぞれの特色について https://lab.castalia.co.jp/2020/10/online-education-ondemand-realtime.html それではオンデマンド型授業を実施するにあたり、どのように学習を展開するのがいいのでしょうか。 ・オンデマンド型授業の構成「学習」と「評価」 オンデマンド型授業では、講師が配信した教材を閲覧することで学びを深める「学習」と、学習した内容が正しく理解できているかを確認する「評価」の2つのパートによって構成されます。 学習パートでは、教材を動画や音声、テキストなどのデジタルコンテンツに載せ配信します。従来の集合型教育と相応する教育効果を出すために、授業の目標や各教材を閲覧/視聴するにあたっての留意点や、必要な視点・観点などを示すことが大事です。 評価パートではレポートやテストなどを実施し、学習パートにて配布した学習教材を生徒が正しく学習/理解しているかを確認します。各講義毎にテスト/レポートを実